令和4年3月11日: 東日本大震災トリアージ訴訟を掲載
モナリザもびっくり
2010年5月23日
平成20年1月に一審判決が出た、眼科の医療訴訟です。
http://kanz.jp/hanrei/detail.html?idx=2842
なにが凄いかって、請求金額が5億円超…
遅延損害金を無視して、着手金を一般的な弁護士報酬表にしたがって普通に計算すると、
5億8628万5586円×2%+369万円=1541万5711円
標準的には着手金だけでこの額だということです。
訴訟自体は、これはもう普通に眼科医の意見をちょっと聞けばわかることですが、箸にも棒にも引っかからないような、提訴した瞬間に敗訴が確定しているような無理筋な訴訟と映りました。
どこの誰がどうやってこの裁判を仕掛けたのか。
一審判決の約3週間後、東京地裁で記録を閲覧しようとしたら、なんとこんな勝ち目のない裁判で控訴しているため、記録の整理中だとか。
そのため全部記録を閲覧することはできず、とりあえず判決文だけを閲覧することに。
そしたら、
被告には、いつもお世話になっている先生方の名が… (汗)
そして、原告側弁護士は…
伊藤芳朗 …
聞いたことがない名前なので早速ググる…
なんかいろいろと書いてあります。
彼の事務所の報酬規定(現在は削除されているようです)は、一般的な報酬規定+消費税になっているので、遅延損害金を無視して普通に計算すると、
5億8628万5586円×2.1%+387万4500円=1618万6497円
となるようです。すごいですね。
あ、でも wikipediaで以前に書いてあった、「金と名声がほしくて弁護士になった」という考えは、否定すべきものではないと思います。