「国民の信頼を傷つける行為」の程度が違う

 一部で有名な、岡口基一裁判官が口頭で厳重注意を受けたそうです。朝日新聞より。

 自身のツイッターに上半身裸の男性の写真などを投稿したとして、東京高裁の岡口基一裁判官(50)が、戸倉三郎・高裁長官から21日に口頭で厳重注意を受けた。高裁の渡部勇次事務局長は27日、「現職裁判官が裁判官の品位と裁判所に対する国民の信頼を傷つける行為をしたことは、誠に遺憾です」とのコメントを出した。

 私に言わせれば、品位の問題はあるけれども、国民の信頼を傷つける行為という点では、横浜地方裁判所長の富田善範裁判官に比べたら全然問題にならないと思いますね。

 現・横浜地方裁判長の富田善範裁判官は、所長になる直前の東京高裁の部総括だったとき、先日報道にもなった静岡厚生病院の事例で、弁論終結をした公開法廷で「因果関係はない」との心証を述べたにもかかわらず、弁論の再開をすることもなく、判決文では「因果関係あり」との真逆の判断を出しました。毎日新聞より。

 2008年に静岡厚生病院(静岡市葵区)で帝王切開手術を受けた同市の女性(当時24歳)が死亡したのは、病院が適切な治療を怠ったためだとして、遺族が病院を運営する県厚生農業協同組合連合会(JA静岡厚生連)と産婦人科医3人を相手取り損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(富田善範裁判長)は26日、請求を退けた1審判決を取り消し、病院側に計約7490万円の支払いを命じた。【早川夏穂】

 新聞報道では「救命できた可能性があった」と書かれていますが、記録閲覧をして判決文を確認したところ、「因果関係がある」旨が明記されていました。

 こういうことをする裁判官こそ、裁判所に対する国民の信頼を真に傷つけると言うべきであって、最高裁はこういう裁判官をどう処遇するかを考えたほうがいいと思います。まさか天下りで公証役場とかのポストを用意したりはしないですよね?

平成28年6月28日、当該裁判長の名前を訂正(申し訳ありませんでした)

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