アヴァンギャルド癌治療訴訟・傍聴メモ1

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証人は外科医、年間20~30例執刀で25年間。計400~500例。助手も数百例。

主尋問(原告代理人弁護士からの質問)

癌の診断は。
------ 平成13年9月、stage IBと診断された。超音波画像より。 リンパ節転移は、小さければ画像に表れないことあり。 大きくなったら現れる。

画像上否定され、病理では陽性ということは?
------ そんなにはない。

意見書ではN1, N2の可能性もあるというが。
------ 画像上N0の可能性が大きい。N1, N2の可能性は低い。

死亡からさかのぼって、進行度を推定可能であるか?
------ いいえ。個体差(個人差)が大きい。この患者の場合N0の可能性が高い。

平成13年11月、X医師が手術せず治ると宣言した。あと4年、あと3年と言って手術の機会を逃した。患者は冷静な判断をしたと考えられるか?
------ いいえ

なぜか?
------ 冷静な判断をする機会を与えられていなかった。標準的治療、成功率などその病気に対して説明義務が尽くされていない。手術せずに治ると一方的に言って「切らずに治る」と言われれば、そちらになびく。メリットとデメリットを説明していなかった。

被告病院の説明ビデオを見た感想は陳述書通りか?
------ はい。被告病院の不明な治療を説明。被告病院に通っている患者の紹介があるが、彼らがどうなったか説明していない。西洋医学の失敗例ばかりを並べている。

反対尋問(被告代理人弁護士からの質問)

治療法について荒唐無稽と言われた。
------ はい。Oリングテスト協会など全く知らなかった。

なぜ荒唐無稽と?
------ 手術療法、化学療法、放射線治療が基本であり、他の治療法は聞いたことも見たこともない。

癌とは何か?
------ 正常な細胞が変性して増殖していくもの。

超音波、内視鏡で肉眼的に判断できるのか?
------ 病理組織診断で確定させる。

前癌状態の判断は?
------ 病理医が判断する。

癌、前癌の判断の基準は?
------ 病理医が判断する。私は基準は知らない。

(平成15年の)亡きAさんは癌死か?その根拠は?
------ はい。癌が転移して死に至った。国立がんセンター、Bクリニックで平成13年に癌と診断された。

癌の診断は2年間有効か?
------ 癌と診断され、適切な治療を受けられなかったのだから…。そしてその後もCクリニックで指摘されている。(←これは死を目前にしてCクリニックで胃癌を診断されたものと思われます。被告側弁護士としては、平成13年の胃癌と、平成15年死亡時の胃癌が同じものかと訊ねたかったのだと思います。)

平成15年の診断は100%正しいか?
------ 病理がなければ確定と言えないかも知れないが、経過などからそう考える。

癌の場合、セカンドオピニオンなど複数の医師に意見を求めらることはあるか?
------ はい。

先生の場合、セカンドオピニオンを求められて診断が変わったことがあるか?
------ 癌との診断が変わったことはない。ステージが変わったことはある。癌の診断は、臨床病期、手術病期、病理病期とあり、病理病期に至って変わることはある。

Aさんへの治療は、何が最善だったか?
------ 手術。他はダメ。

息子が「手術は嫌だ」と言っている。このとき、外科医は化学療法、放射線療法を説明するか?
------ はい。

息子、主人だけを呼んで説明することはあるか?
------ 病院による。個人の一医師としては気にはすると思う。(←??)

あなたの 所属学会は?
------ 外科学会、消火器外科学会、乳がん学会、人間ドック学会。2004年よりC病院の検診部にいる。日本胃癌学会には入っていない。

意見書に、Stage IB, T0なので早期癌と書かれた。CY0と書いてあるが、腹水細胞診をしていないのでCY0を入れるのは適切でない。
------ そうではあるが、そもそも腹水を認めていないので加えた。

N0の可能性が高いとの判断は?
------ 超音波画像で判断した。

超音波プローブを動かしながら見るのでは?
------ そうだけど、写真の撮り方はある程度決まっていて、それに則って決めてある。

「切りたくない」といえば、通常の病院からは離れていくしかないか?
------ そうでしょうね。

「癌の抜け殻」、「活動性のない癌」というのは知らないか?
------ 見たことがないですね。

癌の遺伝子診断は?
------ まだまだ。


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