閉塞隅角症に対するレーザー治療について

現在、眼の中の水(房水)の排水が滞り、眼圧が非常に高くなる「急性緑内障発作」を起こしやすい状態です。

レーザー光線で瞳(茶目)に小さな穴を開けることにより、眼球内の中の水の流れをを改善し、閉塞隅角緑内障(特に緑内障発作)の危険を大幅に減らします。また、両眼とも治療した後には、「緑内障の人は使用できない」とされる薬を問題なく使用できるようになります。

● 治療の準備、治療後の確認のため、当日は3~4時間かかります。

● 治療は通常は片眼につき10~20分程度です。治療中や治療後には多少の痛みを感じることもあります。

● 治療後は見え方がぼやけることがありますが、通常は数時間から数日間で回復します。

● 治療翌日の受診が必要となります。

● 治療後数日~数週間、目薬を点眼します。生活は通常通りでかまいません。

● ごくまれに、治療後に視力が落ちることがあります。また、治療したにもかかわらず緑内障発作を起こすこともあります。どちらも通常ありませんが、可能性としてはゼロとは言い切れないということです。その場合は治療・治療費が別途必要になります。

● 治療が成功し状態が落ち着いても、長期間経過後にまれに黒目が濁ってしまう場合(水疱性角膜症)があります。これはこの治療の最大の問題点であり、治療を行うにあたっては、緑内障発作の可能性とを考慮して、医師と相談の上で判断します。

● 他の治療法としては、眼球内に切り込んで虹彩の端を切り取り、穴を作る手術があります。あるいは白内障がある場合には白内障の手術を受ければ、白内障が治療されるのみならず閉塞隅角も改善されます。レーザー治療を選ぶか、手術を選ぶかについては、医師との相談の上で決定します。

● 治療を受けない場合は、閉塞隅角緑内障(特に緑内障発作)の危険が維持されます。発作が起きた場合の治療は、発作が起きる前の治療よりも難しくなります。

● 手術には、通常の診察料に加えて、片眼につき以下の負担金が、初回にのみかかります。

1割負担: 7,710円

2割負担: 15,420円

3割負担: 23,130円

● 健康保険上、この治療は手術の扱いになります。民間保険などで保険金請求をする場合は、以下の病名と手術名をお伝えください。
病名: 閉塞隅角緑内障
手術名: 虹彩光凝固術

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