カテゴリー「医療問題」の記事

手術室、今日のBGM

2007年9月11日

手術中のBGMとして、主に昭和歌謡をかけていることは何度か書いている。
今日はいつもかけている名曲集とは違うシリーズを、手術室看護士さんが既に準備してた。
そのレパートリーの一部を挙げると…
東京ブギウギ(笠置シヅ子) (古きよき時代)
上海帰りのリル(津山兼) (いい歌です)
東京のバスガール(初代コロムビアローズ) (お気に入りの一曲)
自動車ショー歌(小林旭) (これはオッサン達の前でカラオケで歌うと結構受ける)
スーダラ節(植木等)
ドント節(植木等)

手術室で、「サラリーマンは~、気楽な稼業とぉ、来たも~んだぁっ!!」なんてのもまたオツだと思うものの、さすがにちょっと選曲を考えないといかんなー、とか思っていたら、こんどは、
「わ~かい娘が、うっふ~ん」
とかいいだした。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
「黄色いさくらんぼ」(スリー・キャッツ)ですよ…
選曲し直そう…

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救急車濫用

2007年8月26日

数日前の話。
外来診察中に救急隊から電話が。
救急隊「テニスボールを目にぶつけて違和感があるという女性が…」
私「…それは普通だったらタクシーか何かで、開業医にかかればいい程度ですよね?」
救「はい」
私「でも救急隊さんも、受けちゃったらどこか探さないといけないんですよね?」
救「はい」
私「おかしな話ですよねぇ…」
救「そうですね…」
私「僕が断ると、他を探さないといけないんですよね…」
救「はい」
私「…外来予約がまだ2時間くらいかかると思うんですが…」
救「いや、こちらで探しますから…」
私「すみません、お疲れ様です…」
結局、うちの病院には来なかった。
どこのどいつだ、テニスボールが眼に当たって違和感がある程度で救急車を呼ぶバカは!
うちの病院に搬送させて、真剣に話をするべきだったと、後になって思った。
そういえば1~2年前にも、同じ区内のテニススクールから同じような救急が来たことがあった。
要注意だ。

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精一杯やってもだめな仕事

2007年5月20日

5月12日読売新聞
魚拓→http://megalodon.jp/?url=http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20070514ik04.htm&date=20070520105404
いやー、萎えた。
「 医学生の息子を持つ東京都の塾経営、木下茂樹さん(57)は「連載を読んで医療上の過失で医師が逮捕されたケースが4件しかないと知り、驚いた。過酷な勤務状況は分かるが、プロである以上、『精いっぱいやりました』ではすまないはず」と主張する。」
「精いっぱいやった」ではすまない、ってことは、絶対助けろ、ってことなのかな?
塾とか予備校とかって、志望校に受からなくても最後の最後は本人の責任だもん。
『精いっぱいやりました』ですまされる職業の人が何言ってるの、と。
それをまた素直に掲載する新聞社の意図はなんなんだろう?
そのうち予備校講師に戻ろうかなー

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とある老人病院の眼科で

2007年3月21日

今日は眼科の専門的な話で、眼科以外の人にはちんぷんかんぷんであろうと思われる話をしてみる。
私はいわゆる老人病院で、週一回午前のみ眼科診療をしている。2年前に前任者から引継いだ。
その眼科の設備がすごかった。
赴任時に既に存在したもの
検眼レンズセット、視力表
スキア2組(!)
細隙灯(数年前にはなかったらしい)
ハンドスリット
レンズメーター
スクリノスコープ(!)
直像鏡(ただし点灯しない)
倒像鏡
瞳孔間距離計(!)
フリッカー2つ(!!)
シェッツ眼圧計3つ(!!!)
トノペン(!!)
あるけれど困っているもの
ゴールドマン三面鏡、接眼部径推定13mm。小型すぎて眼球に当てると角膜が皺になってよく見えない
赴任時になくて困ったもの
非接触前置レンズ
オートレフラクトメーター
非接触眼圧計
その後、
非接触前置レンズ(スーパーフィールド)は、そう値の張るものではないので、病院側ですぐ購入してくれた。
オートレフラクトメーターは絶対必需品と口説いたら病院側で購入してくれた。
非接触眼圧計は、週1回午前のみの老人病院にはさすがに贅沢であろうと思われたため、諦めていたのだが、ふとした思い付きでyahoo!オークションで「眼圧計」を検索したらなんとヒット、破格値で使用できる状態に整備できた。
視野計はさすがに無理だが、結構いい環境で診療できている。ただし医者一人看護師一人の二人体制で、視力も眼鏡処方も自分でやるので大変だ。非接触眼圧計が導入されるまでは、検診などの眼圧も全てアプラネーションで自分で測っていた。

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斜めから見た現代産婦人科事情

2007年1月17日

一世を風靡した「吉野家コピペ」に乗っけた、現代産科風景を作ってみた。
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昨日、近所の産科病院行ったんです。産科病院。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか張り紙が出てて、助産師が内診します、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、助産師の内診如きで普段来てない産科病院に来てんじゃねーよ、ボケが。
助産師だよ、助産師。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で産科病院か。おめでてーな。
よーしパパ分娩立ち会っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、自宅に助産師派遣してやるからその席空けろと。
産科病院ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
産科医と内診台に乗っている奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。旦那子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、水中分娩で、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、水中分娩なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、水中分娩、だ。
お前は本当に水中分娩をしたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、水中分娩って言いたいだけちゃうんかと。
産科病院通の俺から言わせてもらえば今、産科病院通の間での最新流行はやっぱり、
全身麻酔下帝王切開、これだね。
自己血貯血して全身麻酔下帝王切開。これが通の頼み方。
全身麻酔下帝王切開ってのは出産トラブルが少なめ。そん代わり腹に傷が残る。これ。
で、それに自己血貯血。これ最強。
しかしこれを頼むと次から産科医にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、助産所でも行ってラマーズ法でもやってなさいってこった。
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筆者がこういう考え方をしているというものではなく、あくまでも吉野家コピペの原作者ならこう考えたのではないかと思ったところを表現したものである。

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