これまでに使った教科書の概要

2014年1月11日

中国語を始めてはや6ヶ月。これまでに使った教科書などのまとめ。

文法からマスター!始めての中国語
一番最初に始めた本。日本によくある比較的簡単で短い例文の入門書。CDに日本語訳と中国語が両方吹きこまれている。聴いているだけでも勉強になるので、悪くはなかった。

わたしの中国語
普通の日本人向け教科書としては2冊目。CDに日本語訳が入っていない点で、2冊めに使って悪いことはなかった。例文の読みが、スローとやや早めとで繰り返されている点も悪くなかった。

中国語のしくみ
普通の教科書とは違って、中国語ってこんな言葉、というイメージを解説している。最初にざっと流し読みしておいて損はない。問題点は、CDに例文全部が入っているわけではない点。

みるみる定着・中国語単語
映像付き単語集。1ユニットに約30個の単語が入っており、続いてそれらの単語を使ったフレーズ約15個が入っている。録音はスローだが、単語集としては使いやすいと思う。今聴いてみたら、勉強を始めて6ヶ月たった今でも覚えた単語の確認に役に立つ。

つながる中国語文法
中国語のしくみ」に続いて、中国語のイメージをつかもうと読んだ本。ただしこちらは文法書。かなり高級で、かなり背伸びして読んだ印象だったが、全体像をつかむにはたいへん役に立った。いま見てみても、もう一度読んで損はない内容。問題点は、CDがついていないことと、助詞の「地」の説明が貧弱なこと。

ゼロからスタート中国語 文法応用編
わたしの中国語」に続いて使い始めた、文法にも配慮した日本人向け教科書。日本語と中国語の大きな相違点について、いくつかいいことが書いてあった。練習問題が比較的多く、役に立った。

中国語リスニング&スピーキング
中国語リスニング&スピーキング ビジネス編
CDの録音スピードが比較的速いとの評価を見て購入した本。確かに録音のテンポが良く、これをまる覚えしようという気になった。文法事項もふんだんに盛り込まれており、平成25年9月中旬から台湾人先生に習い始めたときに最初に教科書として採用した。ただ、録音が本文部分だけで、本文部分だけでは分量がさほど多くなく、物足りなさも感じ始めて中断した。

中国語実習コース
平成25年7月に中国語を始めたばかりのときには、一目見て相当高級に感じた教科書。平成25年9月ごろから使い始めた。面白みはあまりないけれども充実した内容で、CDを繰り返し聴いて文中の単語をどんどん覚えるというやり方にたいへん役に立つ。残念なのは、参考文の録音がないこと。

中国語表現とことんトレーニング
文法を固める目的で、「ゼロからスタート中国語 文法応用編」に続いて使い始めた教科書。練習問題が多くて、かなり役にたった印象はある。CDがついていればいいのにな、と思うことしきりだった。

どうしてそうなる中国語
誤用から学ぶ中国語
どちらも、日本人が間違えやすい文法項目を丁寧に解説する本。「誤用から学ぶ中国語」のほうが古い本だが、こちらのほうがより内容が充実している印象。誤文が提示されるので、我々日本人が間違いやすいポイントがよく分かる。大変有用なので、だれでも一度はやっておくべきだと思うし、今も繰り返している。

新版實用視聽華語1
台湾人の先生に習うことになったことから、台湾現地の教科書を探してみたら、これに辿り着いた。圧倒的な内容量とふんだんな例文、外国語を勉強するならこういう本を使わないとと思わせる本。約20年前にフランス語を勉強したときに使っていた Le nouveau sans frontiere 以来の感動を覚える。
とりあえず第2巻と第3巻を買って、先生と相談したところ「あなたならできるでしょう」ということで、勉強開始3ヶ月あまりでありながら、第3巻からスタートしたが、これが良かった。このシリーズで圧倒的に面白いのは第3巻と第4巻で、第1巻と第2巻と第5巻はそれほど面白くはない。第3巻と第4巻の本文の舞台は、アメリカを想像させる外国で、中国語を勉強し始めて1年の西洋人と、台湾から移民でその国に渡った人の息子が、寄宿舎で同室になったというもの。そこに他の台湾人留学生が混じって、色々な話題を繰り広げる。新出単語の例文も時々面白いのがあって、「利用」の例文が「王愛美さんは私のことを好きなんかでは全然なくて、ただ中国語会話の練習をしたいと思っているのだ。彼女は私を利用しているのだ。」とか、「刺激」の例文が「君は、彼の髪の毛がだんだん減ってきていることを知っていながら、「ハゲ」を話題にして、彼を刺激しすぎだ。」とか、シニカルなものが見られる。
どういうわけか、旧版のDVDが YouTubeに落ちており、これがまた大変有用である。

あと、買ったけどもほとんど使っていないテキストが幾つかあるけど、とりあえず省略。

今もしもう一度、一から始めろと言われたら、真っ先に手元に用意するのは、「實用視聽華語」の第1巻から第4巻であろう。そしてその第1巻の先頭から、耳にタコができるくらいにCDを聴き、YouTubeを見て、第2巻の終わりくらいまで進んだあたりで、「誤用から学ぶ中国語」を一気に進めると思う。

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