高校野球東京都大会

2000年7月21日

国立7-8x日大三高
国立が先攻,日大三高が後攻。私が会場に着いたときには2回表,国立1点ビハインド。しかし国立のピッチャー藤松は例年より良く,球に力がある。打撃も好調で,徐々に点を重ねていつしか5対2でリード。相手のエースは3回で既に交替と前半は上々。
しかし,5回ごろから藤松の制球が多少悪くなってきて,7回ごろには疲れも見えて1点返されて,5対3。それでも,8回表に二番手に連打して2点返して,7対3。観客席は狂喜乱舞。
これで「何とか逃げ切れるんじゃないか」と思ったのが甘かった。8回裏,完全に疲れの色の濃い藤松がつかまり,4点返され同点。

万事休す。

9回に望みを継ぐも,相手3番手を捉えられないまま,9回裏にサヨナラ負け。
相手は優勝候補で底力に優るとはいえ,あと一歩の試合,凄く悔しい。

それにしても,狭い市営球場の観客席がすし詰めに,それも相手側よりもはるかに混んでいたのは嬉しかった。そこに集まった人たちの,母校の勝利を求める祈念には,疑念をはさむ余地が全くない。茶髪のチアガール達とブラバンの応援は相変わらずだが,ストライク一個に送る盛大な拍手,点を取ったときの中心部のもみくちゃ状態,さすが国立高校である。

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