令和4年3月11日: 東日本大震災トリアージ訴訟を掲載
手術前の準備
手術前には以下のような準備を行います。
手術する眼を間違えないように,手術するほうの眼に印をつけます。印のつけ方は医師や病院によってまちまちで,小さい丸印をつけるだけの病院もあれば,絶対に間違えないように平仮名で「こっち」と書く病院もあるようです。
点滴をつなげます。点滴の内容は,抗生物質である場合や,簡単な栄養剤である場合や,塩水(生理的食塩水)である場合があります。点滴をしない病院もあるようです。
手術室では,歯医者さんのような背もたれの倒れる椅子に座ります。あるいは最初から平たくなった台の上に乗っかります。
心電図をつなげます。点滴をこの段階でつなぐ病院もあります。
痛み止めの目薬と,散瞳薬(瞳を開く薬)をさします。この段階では痛み止めは両眼にさす病院が多いようです。
手術する眼を消毒します。多くの場合,眼の周りの皮膚だけではなく,目玉自体も洗い流します。
顔に清潔な布をかぶせます。布には穴がありその部分がシールになっていて,手術をするほうの目の周りにシールで貼ります。
目をあけ広げる金具(開瞼器)で,手術をする目が閉じないように広げます。
目にまぶしい光をあてます。手術で細かいところがはっきりと見えるようにするためです。これ以降,眩しさのため刃物などは見えなくなります。
普段やらないようなことを次々とされるので,緊張するのは当然です。深呼吸などをして最大限に心を静めましょう。
次は、麻酔をかけます