令和4年3月11日: 東日本大震災トリアージ訴訟を掲載
三角関数の合成
三角関数の問題では、のような、sinx とcosx の一次式(?!)を、ひとつの三角関数にまとめなければならないことがよくあります。ここではまず、を、の形に変形することを考えましょう。
は、加法定理で展開すると、
で、ちょっと並べ替えて | |
となります。これと | |
を見比べると、 |
となればよいことが分かります。こうなるための と の求め方は、以前に説明したとおりで、
つまり |
とわかるわけです。
このとき、
ですから、2でくくって並べ替えて、 | ||
として、加法定理を逆向きに使うと、 | ||
となります。 |
一般に、 について、 となるような と を求めて、代入してやれば、
と、変形できるのです。要は、 を、加法定理を逆向きに使って無理矢理変形するために、 となる と を見つけるということです。