韓国語発音改善講座6

6. 子音の優先順位とパッチム手抜き法

 これまでに解説した発音法で,特にパッチムについては全てを律儀に守って発音すると大変疲れるます。

 実は,韓国人の発音をよく聴くと,一部のパッチムが省略されている場合があることに気付きました。韓国語学習を始めて間もない頃,風邪を意味する감기を「カンギ(강기)」というような発音をする人がいたのです。その場にいた他の韓国人に「今の発音はおかしくないのか?」と訊ねたところ,「別におかしくはない」という答えだったのです。

 そこで,パッチムとそれに続く子音の,様々な組み合わせについて確認したところ,以下のような力関係があると考えられました。

[子音の力関係] ㄱ, ㅇ(パッチムの場合)系の喉の奥の音 > ㅂ, ㅁ系の口の音 > ㄷ, ㄴ, ㅈ, ㅅ系の上の歯の後ろの音

 この関係に基づいて,パッチムよりも,パッチムの次の子音が強い場合は,パッチムの発音を強い音に変えて発音してもおかしくないようなのです。先の감기の場合,はその次のㄱに影響されてで発音をしても大丈夫,ということです。

 逆に言うと,パッチムの子音が強い場合は,必ずそのまま発音しなければおかしいということになります。例えば,복잡(複雑)のパッチムは,次の子音のより強いため,必ずそのまま発音しないといけないことになります。

 尤も,この法則は主としてㄷ, ㄴ, ㅈ, ㅅ系のパッチム音の省略として現れることが多く,ㅂ, ㅁ省略して감기を「カンギ(강기)」のように発音する人は,それほど多くないと思われます。慣れないうちは全てを略さずきちんと発音するのが無難だと思います。

平成21年2月22日記す。

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