シャチハタ 氏名印、科目印を、キャップの着脱不要で簡便に使う方法

ネーム印で誰もがお世話になっているシャチハタ印(正しくは「ヤ」も小文字でないシヤチハタ)。そして多くの人が、スタンプ台不要の四角い形のシャチハタ印にもお世話になっていると思います。そのシャチハタの中には、印面にキャップが付いているために、便利に利用されていないものがあるので、そのキャップの着脱を不要にして仕事の効率をあげる方法を紹介します。

1. シャチハタ 氏名印、科目印の活用


5×29mmの氏名印

一般的なゴム印サイズのシャチハタで、氏名印は5×29mm、科目印は4×21mmです。これは意外に安く、ネットで注文ならば1個300円台からあります(希望小売価格は525円)。6文字を超えると横方向が潰れますが、私の経験では10文字くらいは押し込んでくれます。スタンプ台が不要な点は大変便利なのですが、多くの方がそもそも存在自体を知らないか、存在を知っていても印面キャップの扱いが面倒で使うのをやめたかのいずれかではないでしょうか。

 
キャップの着脱が不便

しかしよく探すと、その印面キャップを外したままの状態で保管することができるスタンドが売られており、それを利用すれば印面キャップの着脱から解放されます。

氏名印、科目印を便利に使うツールその1、「3個用スタンド」


氏名印3個用スタンド

氏名印を3個セットした状態

氏名印、科目印を、印面キャップを外した状態て収納するスタンドです。ネット上では1個30円台から売っています(希望小売価格52円)。これを用意すれば、印面キャップの着脱の面倒から解放されます。ただ、これ単体では置いたときのバランスが悪いため、何らかの箱に入れて底面を両面テープで固定するなどの工夫をするか、次にご紹介するシャチハタ印箱を用意する必要があります。

氏名印、科目印を便利に使うツールその2、「印箱」


印箱(中)

シャチハタ既製の印箱は、上記3個用スタンドをうまくはめ込めるように設計されています。3個用スタンドと印箱を組み合わせることにより、面倒な印面キャップ着脱から解放され、収納も便利になり、氏名印、科目印を簡便に使うことができます。


印箱の中に付属の仕切りを設置

具体的な利用方法ですが、印箱の内部が細かく区切られており、縦仕切り板をはめて、3個用スタンドを入れていきます。氏名印3個用スタンドはタテ4、ヨコ5区切り分の大きさであり、科目印3個用スタンドはタテ3、ヨコ4区切り分です。印箱内の区切りの数は、


氏名印3個用スタンドをセットする

印箱(豆)… タテ8、ヨコ12
印箱(小)… タテ12、ヨコ16
印箱(中)… タテ16、ヨコ20
印箱(大)…
タテ20、ヨコ24
印箱(特大)… タテ28、ヨコ32

となっており、例えば印箱(中)には、氏名印3個用スタンドを4列×4個=16個を収納でき、また科目印3個用スタンドならば5列×5個=25個を収納できます。科目印3個用スタンドを収納する場合、縦方向の寸法が1区切り分余りますが、溝にはめ込むようになっているため、ずれることはありません。

ボディーの色、インクの色を指定して、さらに便利に使用する


いろいろなボディー色で分類

シャチハタスタンプは基本的にインク色を指定できますが、氏名印と科目印ではそれに加えてボディーの色も指定することができます。ボディーの色は、
・ ブルー
・ ピンク
・ グリーン (明るい緑)
・ ブラウン
・ パープル
・ エルゴ・グリーン
(暗い緑)
の 6種類があり、内容別にボディーの色を決めておけば、さらに便利に使うことができます。私の場合は、緑内障関連のスタンプはグリーン、結膜関連のスタンプにはピンクというように分類しています。


インク色を変えて、間違い防止

私はインクの色はほとんど黒を使用していますが、同じ成分で濃度だけが異なる点眼薬について、使用頻度が少ないほうの濃度のものを赤にして、間違い防止に役立てています。

2. 一行印の利用


重ねて押印できる、一行印

もう少し横幅の大きい一行印も便利に使えます。値段は実勢価格で1000円程度です。サイズは
5×60mmと、8×60mmの二種類あります。8×60mmサイズについては、一行印と言いながらも2行を押しこむこともできるようです。

氏名印、科目印との最大の違いは、一行印は複数個をまとめて捺印できるように設計されていることです。本体にくぼみと出っ張りがあり、それを合わせることで位置ずれせずに押すことができます(完全に結合する仕組みではなく、手を離せばバラバラになります)。行の間隔が若干広くなるので注意してください。


一行印用スタンドも、印箱に収納可

氏名印、科目印と同様に一行印にもスタンドがあります。印箱の区切り数で言うとタテ5×ヨコ9です。5×60mmサイズだけなら4個入りますが、8×60mmサイズが1個でも入ると、3個までになります。

3. キャップレス角型


キャップレス角型
仕切り板が手前に飛び出る

9×9mmサイズで、一番良く使われているネーム印と大差ないのですが、キャップがいらず、四角い印面を作れるシャチハタです。丸い印面も作れます。私は「氏名印と同じ大きさの文字で」との注文で、「(右)」、「(左)」、「(両)」という印面を作ってもらいました。捺印のときにキャップ代わりの仕切り板が、1cmくらい手前に飛び出すので、前に障害物があると押せないことに注意してください。

購入方法

市中の文具店で受注してくれます。ネット上で上記すべての商品を扱っている店は、未だ発見しておりません。以下、いくつかのネットショップを紹介します。(平成24年1月13日現在)


スタンプ・ラボ
(楽天):


氏名印・科目印
が安いです。ボディー色は6色対応しています。実際には画面上で1個1個をバラバラに注文するのは面倒なので、購入する個数だけを選択して、細かい指定はFAXかメールで行うと良いでしょう。


東洋堂(シャチハタ特急館)
(楽天): 一行印、キャップレス角型が安く、他のサイズも豊富です。氏名印・科目印もかなり安いですが、ボディー色が3色に限定されています。


はんこ奉行
(アマゾン): アマゾンで唯一、氏名印・科目印・一行印・キャップレス角型を購入できます。注文後にメールで詳細指示をします。サプライ品はありません。


ブングマン
(楽天):

氏名印・科目印3個用スタンド
を置いている数少ないネットショップのひとつです。印箱も全て揃っていますが、惜しむらくは一行印用スタンドがありません。


えんぎのいいはんこや
(楽天): 一行印用スタンドがあります。

以前私が作った
EXCELの注文書を紹介しますので、よろしければ「右クリック」→「保存」してご利用ください。注文書1(眼科病名)、注文書2(点眼薬等)
(眼科の先生ならこのまま注文しても良いかも知れません。)

注意事項

1) シャチハタの印面は特殊な材質の印面であるためか、たとえ明朝体であっても通常のゴム印よりは字が太い印象があります。

2) 薄い紙だと裏に透ける可能性があります。

3)
インク補充には専用インクを使わないと、インクが出なくなり使えなくなる恐れがあります。ネーム印の補充インクよりもずっと経済的なので、補充インクは正規品を使うことをお勧めします。

4)
インク補充の際には、印面キャップをしてから作業をしないと手を汚すので、インク補充時のために、印面キャップは補充インクと一緒に保管しておくのが無難です。

5)
シヤチハタ公式サイトに全商品の案内がありますが、サイトの構造が複雑で、希望の品が見つからない可能性があります。オーダーメイド角型印のページはこちらです。シヤチハタビジネス用部品のページはこちらです。その他、ページ右側のガイドを探すといろいろと見つかります。例えば、ボディー色を変えたいと思ったら、ホルダーを購入すれば変更自在です。

平成24年1月16日公開、その後修正あり。