ハンフリー自動視野計でバーコードリーダーを使用する方法

 平成24年1月に行われた眼科手術学会の講演で、眼科視野検査の重要ポイントとして、「視野検査機器に、患者さんのID、名前等を正確に入力すること」を強調されていました。それは確かに大事なことですが、今の時代、そんなことは自動化することによって解決して然るべきです。

 その後知ったところによると、ご自身でコンピュータをいじられる先生でも、他の検査機器ではバーコードを使えても、ハンフリー自動視野計だけはうまく出来ていないという話を聞いたので、ここで紹介しておこうと思います。なお、私の勤めている診療所のハンフリーは700シリーズです。以下、700シリーズでの体験談となります。

 ハンフリー自動視野計には、USBポートとPS/2ポートがあります。いろいろ実験した結果、バーコードリーダーおよびキーボードは、PS/2ポートで使うことができます。ただし、入力は数字、ローマ字のみであって半角カナは使えませんでした。また、USBポート接続のものは使うことができませんでした。ちなみにマウスは
PS/2ポート接続のものが使えず、逆にUSBポート接続のものが作動したように記憶していますが、9ヶ月前のことでうろ覚えです。

 患者情報のバーコードは別途プリントアウトする必要がありますが、それについては追って別稿で簡単に紹介します。バーコードリーダーで簡単に入力できるのは、ID、ローマ字による患者氏名、生年月日です。バーコード読み取りと同時に入力フォームが閉じるようにするために、データ末尾に自動的に付すコードを[Enter]から[Tab]に変更する必要があったように記憶しています。その作業はハンフリー自動視野計ではできないので、デスクトップパソコンにつないで、バーコードリーダーの説明書に従って変更しました。レンズ度数の入力には、バーコードリーダーから分岐するPS/2ポートに、別途PS/2キーボードを接続するのが便利です。Tabキー付きのテンキーで十分だと思います。私が購入したバーコードリーダーはエフケイシステム取り扱いのTSK-KPという機種でした。比較的安いですが、これで全く問題なく動いています。

 なお、他にはIOLマスターと、ZEISSのOCTでバーコードリーダーを使っています。いずれもUSB接続のものが使えます。IOLマスターは連続読み取りで次々に読み取ることができるので、連続読み取り可能な機種を選んでおくと良いです。

注) 環境や機械個体の差異によって、動作が異なる場合や、動作しない場合も考えられますので、そのへんはご自身のご判断での行動をお願いします。

平成24年2月12日記す。