令和4年3月11日: 東日本大震災トリアージ訴訟を掲載
訴訟提起の権利は誰にでもあるけれど…
2016年1月26日
富士山で遭難して、救助が出たもののうまくいかずに亡くなり、救助に過失があったと遺族が訴えた事件がありました。まとめ的なものがこちらにあります。
で、「そんなことするならもう救助は行かない、勝手に死んでください」という意見に対して文句をいう人がいるようです。
裁判を起こす権利は誰にでもありますが、この事件の根本的な問題は、「家族が無茶して救助が来て、救助がうまくいかなかったからといって金を出せと迫る遺族がいる」という事実であって、訴訟はそれを実行するための手段にすぎないわけです。
医療でも訴訟リスクを問題視されているけれども、根本的な問題は訴訟云々以前の話のように思う次第です。