「プロ車券vsアマ車券―はじめて明かす確勝のコツ」 (C級書評)

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 「競輪の儲けで生活している」というと、ほとんどの人が一瞬返す言葉を失って、けげんそうな表情をします。
“ギャンブルで倉を建てた人はいない”といわれているように、ギャンブルは損をするもの、儲かるわけがない、というのが社会通念になっているからです。
だが、事実は事実、別にうそや誇張でいっているのではありません。長年の実績から出た言葉なのです。

人間誰もが一度くらいは考える、ギャンブル人生。著者はそれを30年も前から実践しているという。出版が1986年であるから、今から50年も前から、ということになる。
ところがこの本を通して詳しく解説される車券の買い方指南の裏に見て取れるのは、ギャンブラーと呼ぶには違和感のあるサラリーマン的生活である。彼は車券術の解説に入る前に、このように述べている。

 夢より現実、車券の儲けには限度があります。競輪がギャンブルである以上、的中したときはそれなりの見返りが必要といいましたが高望みは禁物です。一攫千金こそギャンブルの醍醐味を車券に適用してはいけません。
車券の売上げ高は、1レース平均3,000万円を少々下回ります。したがってファンに還元される金額は、25パーセントの控除率を差引くと2,200万円くらいです。だから、100万円を払い戻したということは全体の1/20、200万円なら1/10、500万円なら1/4を一人占めしたことになります。
(・・・)
私自身も競輪を始めてから30数年経ちますが、100万円以上を1レースで儲けたのは6回しかありません。5~6年に1回の割合いです。ギャンブルで100万、200万の札束を、ニッコリ笑ってふところにねじ込む話は小説だけのこと、現実はそんなうまい場面はほとんどないと思って下さい。すなわち、車券の儲けにはおのずと限界があるのです。プロは、このことをよく知っているので、決して無理な勝負をしません。

大儲けすることを期待するな、ほどほどにしろ、というのである。ある意味非常にシビアーな態度だといえるが、一方でその稼ぎ方はこの上なく淡々としたものであるということである。
筆者が解説する車券術は、私が読む限り実用的に感じられた。レースに出場する選手の力関係を把握し、儲けが期待できるパターンに適合したときにのみ車券を買うというものである。選手の力関係の様々なパターンを網羅し、このパターンではこのように買うと平均すると儲けが出る、このパターンではレースが荒れるので儲けが期待できない、というように明快に解説されている。私が実証したわけではないが、恐らくこの本の指南に完全に従って車券を買い続ければ、筆者の言うとおり儲けが出るのだろうという感触を得るに十分な解説がなされている。

 以上、プロはどういう車券を買うか、車券に対する考え方は、ということを実践例で説明しましたが、読者の中には買うレースが限定されること、いろいろなケースがある場合は見送りとあるので、どんなレースでも的中させるのがプロではないか、と思う方がいるかも知れません。
だが、どんなに優秀な科学の粋を結集した船でも、嵐の日には出港しません。必ず波の静まるのを待ちます。
車券も同じです。どんなレースでも、プロは一般のファンより的中させる自信があります。だがプロは、ギャンブルに百発百中は絶対にない、ということも知っているのです。

しかし、パターンに従って孤独に車券を買い続ける生活を続けることに耐えられる人が、この世の中にどれくらいいるだろうか。生活の潤いは競輪場の外で求めれば良いといえばそれまでだが、そう割り切れる人は多くはあるまい。かく言う私もそのような生活は無理だろうということを、この本を繰り返し読むことを通じて悟った次第である。
全体を通じて筆者の知的水準の高さで読み手を飽きさせず、ギャンブラーという職業について考えさせてくれる。賭け事に関心を持つ多くの人々に読んでもらいたい、隠れた名著である。

それが事実を追求する姿勢だというのか?

数日前、とある医療裁判の口頭弁論を傍聴した。次回予定の医師証人尋問にかかる時間を巡っての、患者側弁護士の発言。「我々としては、言葉尻をとらえて追求しようと思ってますので、ちょっと時間がかかると思います」みたいなことを言っていた。
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「言葉尻をとらえて追求」………

結構あきれて、帰って来ました。

本日は目の愛護デーなり

10月10日は、「目の愛護デー」。もちろん
一 一
〇 〇
と書いて目の形を想像させるというのが由来である。
これならどこに行っても目の日を選べば10月10日になりそうなものだ。
…… ところが韓国の「目の日」は違うのだという。
10月10日ではなく、11月11日なのである。
一 一
一 一
自覚はしているらしい……

中華料理と言えば思い出す (2004年の思い出話)

昨夜は、以前有志で制作配布していた、FC東京スタジアムフリーペーパー「東すか」の編集メンバーの同窓会が某所で開催された。
中華料理といえば、思い出すのはこの店だ。

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この店名の発音について、詳しいことは、こちらこちらを参照されたし。他にもリンリンランランで有名な「留園」についても記載してある。