南北海道修羅場(その4)  (1987年の思い出話)

2000年3月1日

競馬に関心をもって間もない1987年,私の父の旧友が北海道の新冠で牧場を経営しているらしいという話を聞いて,訪ねてみることにした。
連絡は現地に着いてから電話帳を調べることで解決した。「○○ちゃんの息子さんかぁ!」ということで認識してもらえたので,早速訪ねた。
新冠といっても新冠駅からは程遠い,牧場にしては奥まった地にその方の家はあった。着いてみると家の中はがらんどうで,そこに旦那さんと奥さんがいらっしゃるだけだった。
「実は,今日引越しをしたんですよ。」
北海道にあこがれて移り住んだが牧場経営が芳しくなく,切りをつけて出身地に戻ることにしたということだった。
しかしそれよりも衝撃的だったのは,
 「ここら辺ではほとんどないけど,うちは牛専門の牧場だったんですよ」
という一言だった。

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